Agentforce導入への挑戦!〜調査編〜
- yeda1343
- 7月14日
- 読了時間: 5分
更新日:8月19日

目次
はじめに
Agentforce、ついにテラスカイ・テクノロジーズでも始めます!
みなさん、こんにちは!
最近、社内でなにやら新しい動きが…?
私たち、テラスカイ・テクノロジーズでも、ついに Agentforce の活用を始めることになりました!
現在は、本格利用に向けた調査中です。
「 Agentforceって何?」と思った方も、きっといらっしゃいますよね。
もちろん、「名前は聞いたことあるけど、実際どうなの?」とか、「導入を検討しているんだけど、情報が少なくて…」なんてお悩みの方もいるかもしれません。
今回のブログでは、弊社のAgentforce導入までの道のり「調査編」をご紹介させていただきます!

Agentforceとは
まず始めに、Agentforceがどのようなものかご紹介します。
Agentforceは、Salesforceの次世代AIエージェントプラットフォームとして位置づけられています。従来のチャットボットやAIコパイロットと異なるのは、人間の介在なしに高度なアクションを実行できる自律型AIエージェントを活用している点です。
これは、事前にプログラムされたシナリオに依存するのではなく、状況を自ら理解し、適切な判断を下し、自律的にタスクを完遂する能力を持つAIエージェントが登場したことを意味します。
現代のビジネスにおいて、Agentforceは、従業員や顧客に対して専門的なサポートを常時提供する、プロアクティブに行動する自律型のアプリケーションとしての役割を担うことが期待されています。その主な目的は、定型的な業務を自動化し、社員がより付加価値の高い業務に集中できる環境を実現することにあります。
テラスカイ・テクノロジーズがAgentforceを導入した目的
弊社テラスカイ・テクノロジーズがAgentforceを導入した目的は、、、
①エンジニアさんから来る技術的な相談内容や質問の一次対応
②ビジネスサイドの内部処理に関する第一の問い合わせ対応
③お客様とエンジニアのマッチングの一次対応
の3つとなります。
では、上記の目的を果たすべく、弊社内で行っている調査についてご紹介させていただきます!

調査している内容
現在調査している内容は以下の通りです。
①ライセンス・クレジットについて
Agentforceを導入するにあたり、金額面が気になるところ。アクションに応じてクレジットが消費される形であるということは分かっているものの、まだリリースされたばかりの製品となるため、情報が少ないのが現状です。そこで、実際にSandbox上でAgentforceを動かしながらクレジットの消費動向や、活用にあたって必要なライセンスを確認しています。
②AIの事前学習用に必要なデータの準備・データの投入方法について
Agentforceを利用するには、参照元となるデータが必要となります。弊社では、Data Cloudにデータを蓄積しようとしているのですが、PDF等のデータを投入する場合、どのようなデータを作成するべきか、調査をしています。
③Agentforce構築における、ナレッジの習得や挙動について
Agentforceを構築するときに、自然言語(プログラミング言語のように記述方法にルールがあるものではなく、私たちが普段会話する際に使う言葉のことを指します)でAgentへ指示を出します。この「指示」について、自然言語からAgentが読みとってアクションを起こすのですが、ニュアンスの違いで実際のアクションが異なることがわかりました。そのため、的確にAgentがアクションを起こしてくれるよう、どのように指示内容を記載するべきかテストをしています。
④Agentforce in Slack
弊社では、Slack上でAgentを起動し、エンジニアさんが質問をする流れになるよう、実装を進めています。まずはエンジニアさんからの質問の一次対応をAgentが行うことで、質問を受ける社内講師陣のリソース削減を目指しています。Salesforce内でAgentを活用するだけでなく、SlackからもAgentを起動するためには、どんな権限や実装が必要になるのか、こちらも調査中です。
どのように調査しているのか
①導入する前(今も)は、ひたすら色んなウェビナーやイベントに参加し、情報収集
Agentforceの機能についてのセミナーが多く、実際の設定方法やAgentの動きについては自分たちで触って確認しています。
②ヘルプやすでに導入している企業のブログなどを読み漁る
ヘルプもまだ未完成な状態の機能が多く、また、ブログなども海外のものが多いため日本語に翻訳することからスタートしました。本当に正しい情報なのか分からず、やはり実際に自分たちで触って確認するしかありませんでした。
③Dev環境やDemo環境を使い、実際の動きを確認しひたすらテスト
ともかく実際に機能を使ってみなければと思い、ワークショップで教えてもらった内容ではなく、当社のユースケースにて役に立ちそうな機能を自分たちで探してテストし、社内で共有できるよう、ナレッジをためています。現在も、新しいボタンが増えたり、表示が変わったりを繰り返しているので、とにかくアンテナをはりめぐらせています!

調査をする中で困ったこと
①ライセンスについて
どのライセンスが何の機能を持っているのかや、どの従量課金型の消費クレジットに対応しているのかも、あまり理解ができていない状態だったので、各ライセンスの機能詳細を調べることからのスタートとなり、なかなか情報が見つからずとても苦労しました。
足りないライセンスなども発生し、追加購入になってしまいましたが、社内にナレッジをためることが出来たので、結果的に購入・調査ができたので良かったです!
②クレジット(従量課金型)について
まず、クレジットについて、今回はじめてSalesforceに導入されたシステムとなり、仕組みを理解するところから進めました。現在も何をするとクレジットが発生するのかが分からず、一つボタンを押すたびにクレジットが発生しているかどうかを確認しながら作業をしています。
最後に
今回は弊社のAgentforceの導入までの道のり「調査編」をご紹介いたしました!
やはりまだまだ情報が足りないというのが正直なところではありますが、実際に手を動かして触っているのが現状です!
次回は、実際に環境を動かしてみてわかったことや、弊社の事例を含めてご紹介できればと思っております!




