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【10日間】Salesforce認定Platformデベロッパー 資格にIT未経験から合格できた理由

  • yeda1343
  • 4 日前
  • 読了時間: 8分

更新日:3 日前



   目次




はじめに


こんにちは、テラスカイ・テクノロジーズの八木橋です。


私はIT業界未経験で弊社に入社し、入社時研修を経て約3か月でSalesforce認定アドミニストレーター資格、アプリケーションビルダー資格の2つを取得しました。

その後は当社の開発研修に進み、先日Salesforce認定Platformデベロッパー資格も取得できました!

現在は習得したスキルを活かし、お客様のSalesforceシステムをより良くするための開発案件に参画しています。


この記事では、Salesforce認定Platformデベロッパー資格の概要や勉強方法、資格取得後に役立った例についてご紹介します。



   試験概要と受験した感想


認定Platformデベロッパー資格は、Salesforceの開発環境で基本的なプログラミングができる能力を持っていることを示す資格です。主に開発者や技術者を対象としている資格で、ビジネスニーズに合わせたプロセスの自動化、ユーザのニーズに合ったUIの改善をできるスキルがあることを証明してくれます。


2025年3月時点での試験概要は、以下の通り。

  • 問題数:60問(すべて選択式)

  • 試験時間:105分

  • 合格点:68%以上

  • 受験料:30,000円(税抜)※2025年2月1日から試験価格が変更されました。


出題割合は、以下のようになっています。

デベロッパーの基本

23%

プロセスの自動化とロジック

30%

ユーザーインターフェース

25%

テスト、デバッグ、リリース

22%


試験範囲には「デベロッパーの基本」としてデータモデル(オブジェクトや項目、リレーションなど)に関する問題も含まれており、アプリケーションビルダー資格の内容も含まれており、前提として認定アドミニストレーター・認定アプリケーションビルダーに相当する知識が必要です。そのため、少し難易度が高いと感じました。

また、コーディングを含む開発ならではのガバナ制限に関する分野は、数字の暗記が多かったので少々大変でしたが、開発する上で必須な考慮事項なのでこの機会に覚えておいてよかったと実感しています。

テラスカイ・テクノロジーズの開発研修の期間は基本的に3か月ありますが、資格取得までの勉強期間は10日間で無事合格することができました。




Salesforceについてイチから勉強したい!という方向けに、研修サービスを提供しています📝



   IT未経験からデベロッパー資格取得までの道のり


最近は「未経験からIT業界にチャレンジしてみたい!」という方も増えてきているのではないでしょうか。IT未経験からでもSalesforceのデベロッパー資格が取得できた私のヒストリーと、実際の勉強法をお伝えします。


参考までに…入社前のITスキル


私の前職は製薬会社の品質管理業務で、有機溶剤にまみれて医薬品の検査をしていました。多少のPC作業(といってもExcelやWordなど)のみで、ITとは無縁でした。


正直なところSalesforceのことは転職活動の際に初めて知ったような状況です。弊社に入社することが決まったので、一か月前に「とりあえずIT用語を理解できるようになろう」とITパスポートを取得した…という状態でした。



入社後の資格取得までの流れ

入社

アドミニストレーター研修3か月

 ・アドミニストレーター資格取得

 ・アプリケーションビルダー資格取得

デベロッパー研修2か月

 ・デベロッパー資格取得

入社後は社内のアドミニストレーター研修にてアドミニストレーター資格とアプリケーションビルダー資格を取得するのですが、「オブジェクトってなに?」というところから始まりました。

2つの資格取得後はそのままお客様先で働くエンジニアもいます。


ただ、私はアドミニストレーター研修を経て

・こんなに便利なSalesforceだけど、標準機能ではできないことってなんだろう?

・逆に開発をしたらどこまで便利になるのかな?

とSalesforceへの興味関心が高まって、「開発もやってみたい!」と思ったため、デベロッパー研修に進みました。



   10日間で合格!私の試験対策


ここからは、デベロッパー資格の試験対策やテラスカイ・テクノロジーズでの研修の様子をまとめましたので、参考にしていただけたらと思います。


試験対策①組織を触りまくる!(一番おすすめ)

デベロッパー研修は、コーディング基礎としてJava、JavaScript、SQLを学習することから始まり、SalesforceのデータモデルやApex基礎、VisualForceやLightning Web Component(LWC)などを学んでいきます。

テラスカイ・テクノロジーズの研修では、動画とテキストの両方で効率よく学習できます。研修動画内で講師がSalesforceを操作しながら解説をしてくれるため、自分のDeveloper組織で真似をしながら学ぶことができました。


また、デベロッパー研修には「模擬プロジェクト」というものがあります。これは、研修生があるプロジェクトに参加したという想定で、開発内容が書かれた「設計書」をもとにプログラミングをし、講師に対して自分がコーディングしたコードをレビューしてもらうものです。研修生同士でコードを考えて実装するのではなく、自分一人で取り組むもので、提出期限が設けられています。サイトなどに載っているコードをコピペして実装したとしても、中身をきちんと理解していないとコードレビューや講師からの逆質問に答えることができないため、自分で調べたりコードを書いてトライ&エラーを繰り返しました。これがとてもいい訓練になりました。


また、模擬プロジェクトを通じて設計書からコードを書くことに慣れ、納期を意識して開発に取り組むことが身に付きました。



さらに理解を深めるために意識していたポイントは以下です。


1.研修動画の最中にピンとこない用語や単語があったら、動画を止めてすぐに調べる。

動画を視聴するだけでは流し見、流し聞きになってしまいやすいため、実際に組織に触れることを心掛けていました。そうしていくうちに自然とSalesforce用語や開発用語を覚えることができました。


2.とにかくDeveloper組織を触りまくる!きれいなコードじゃなくてもいいからとりあえず書いてみる!

Salesforceは標準機能で開発ができる「フロー」というものがあります。

標準機能のフローで実装すると2~3時間ほど時間を要した機能が、Apexコードを使って実装すると1時間ほどで実装できた、という体験ができました。

複雑な処理を実装する場合など、時にはコーディングができた方が楽な場面はまだまだあると思います。デベロッパー資格を取得する過程で、Salesforceに関する視野がかなり広がりました。



試験対策②模擬試験を繰り返し解いて慣れる

テラスカイ・テクノロジーズの研修コンテンツ内には、実際の試験を想定した模擬試験が用意されています。

60問を105分の制限時間内に解くように設定されており、試験本番のイメージを持つことができます。

時間配分を考えながら対策ができるため、本番でも緊張することなく解くことができました。


また、試験結果はすぐに表示されるため、悩んだ問題やわからなかった問題の復習もすぐにでき、学んだ内容が定着しやすかったです。

回答を確認しても落とし込めなかった問題などは、講師陣に質問して解説をもらうこともできるのが、独学とは違うテラスカイ・テクノロジーズの強みでもありますね。



試験対策③Salesforceヘルプサイトの読み込み

コーディングをしていると様々なエラーが発生することも多いと思います。

そんな時に役立つのが、Salesforceの公式ヘルプサイトです。エラーの対処法や、解決へのヒントが書かれています。


検索の仕方によっては、ピンポイントで欲しい情報がヒットしないかもしれません。そんな時でも公式ヘルプ内の関連するものをいくつか読むことで、直接的な解決にはならなくても代替案が浮かんだりヒントが転がっています。

試験問題はヘルプから出題されることもありますので、そういった意味でも読んでおいて損はないと思います。



   まとめ


デベロッパー資格と聞くと、コードを書いてごりごりの開発をしているとか、LWCの開発をしていて敷居が高いのではと感じる方も多いと思いますが、私がデベロッパー資格を取得して感じたメリットを簡単に二つお伝えします。


一つ目は、Salesforceの標準機能と開発が必要な機能の切り分けがわかるようになったことです。

二つ目は、「標準機能で叶えようとすると時間がかかったりメンテナンスが大変な機能のフローなどは、開発と組み合わせることで処理が簡単になりそう」という視点を持てるようになったことです。

また、デベロッパー資格ではテスト、デバッグ、リリースの範囲もあるため、ガバナ制限やテストにおけるベストプラクティスなど、開発する上で考慮にいれるべき基礎知識の勉強にもなりました。



こちらのTrailmixにはサンプルコードがたくさんあるので、実際にコードをまねて自分の開発組織で開発したり、ハンズオンを実施していました。


その経験が、今の案件先でとても役立っており、「あの時経験したエラーと同じだ!」と気づいたり、「以前こうしたら解消できたから今回も同じようにやってみよう」と思えたり…という風に、エラーが生じた時も動じなくなりました。




この記事を通して、IT未経験の方でもSalesforce資格にチャレンジしてみようと思っていただけたら幸いです。

なお、テラスカイ・テクノロジーズでは「お客様のSalesforce知識習得をサポートしたい!」という想いから、私たちが受けているような研修をお客様にも提供しています

社員のSalesforceスキル向上や、Salesforceの内製化を検討されている方は、ぜひご覧ください。





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