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Account Engagementのトラッキングコードとは?マーケティング上のメリットや使い方を解説

  • yeda1343
  • 2025年5月26日
  • 読了時間: 9分

更新日:2025年12月23日



目次



   はじめに


デジタルマーケティングにおいて正確なデータ収集・分析は重要です。

Google Analyticsなど有名なツールもありますが、専門的な知識を要し、よくわからない方も多いのではないでしょうか?


そこでぜひ活用いただきたいのが、Account Engagementのトラッキングコードです。

今回紹介する方法を設定いただければ、Account Engagement内でも容易にユーザーの動向を確認することができます。

この記事では、Account Engagementのトラッキングコードの重要性とその実装方法、そして活用術について解説します。



   Account Engagementのトラッキングコードとは


Account Engagementのトラッキングコードは、自社サイトに埋め込むことでサイト上における見込み客(Visitor/Prospect)の行動を追跡できる機能です。このコードを使用することで、埋め込んだページを訪問した見込み客のアクティビティがAccount Engagementにデータとして送信されます。


例えば、どのページをいつ訪問したか、どれくらい滞在したといった情報が分わかります。

ベストなタイミングでの営業活動や、DM送信などのマーケティング戦略に活用できます。



   トラッカードメインとの違い


Account Engagementのトラッキングコードとトラッカードメインは、どちらもマーケティング活動を効果的に行うための重要な機能ですが、それぞれ異なる役割を果たします。

以下に、両者の主な違いを分かりやすく説明します。


トラッキングコード

トラッキングコードは、自社のウェブサイトに埋め込むJavaScriptコードです。

主な特徴は、以下の通りです。

  • ビジターの訪問履歴や行動を詳細に追跡できる

  • サイト上でのユーザーの動きを記録し、マーケティング戦略の策定に役立つ情報を収集できる

  • フォームに入力された情報をCookieで記憶し、ユーザー体験を向上させることができる

  • 設置箇所は、HTMLソース内の<body>タグの直前やGoogleタグマネージャーの「カスタムHTML」などがメイン


トラッカードメイン

トラッカードメインは、主にメールマーケティングで使用される機能です。


マーケティングメールのリンクに使用され、自社ブランドを維持しつつAccount Engagementの機能を活用できます。


Account Engagementでメールマガジン内にリンクを差し込む際、デフォルトの設定では、URLが「https://go.pardot(またはgo.accountengagement)…」となりますよね。

自社サイトのURLでないので、メールを受け取ったお客様は「このリンク先はどこのドメインだ?」と不審に思うかもしれません。


しかし、トラッカードメインを使えば、そのリンク表記を自社のドメインに変更できます。


これによって、メール受信者に安心感を与えることができるだけでなく、リンクのクリック率向上につながるかもしれません。

通常、自社ドメインの前に「go.」や「www2.」などを付けた形式で設定します(例:go.terrasky-tech.co.jp)。

※設定にはDNSレコードの設定が必要で、専門知識を持つITスタッフのサポートが必要な場合があります。


両者の違いをまとめると、このようになります。


トラッキングコード

トラッカードメイン

目的

ウェブサイト上でのユーザー行動の追跡

メールマーケティングでのブランド維持とリンクトラッキング

ユーザーへの影響

ユーザーには見えない形で動作

メール内のリンクURLに表示され、ユーザーの信頼感に影響

設定の複雑さ

比較的簡単にウェブサイトに埋め込み可能

 DNSレコードの変更が必要で、やや複雑な設定が必要


両機能を適切に活用することで、より効果的なマーケティング活動と顧客エンゲージメントの向上が期待できます。トラッキングコードでウェブサイト上の行動を把握し、トラッカードメインでメールマーケティングの効果を高めることで、総合的なマーケティング戦略の強化が期待できるでしょう。



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   トラッキングコードを使うことのメリット


ここからは、トラッキングコードを使うことのメリットを解説します。


・ビジターの訪問履歴を詳細に追跡できる

自社サイトを訪れた見込み顧客のアクティビティを追跡できます。どのページを閲覧したか、サイトにどのくらいの頻度で訪問したかなどの情報を収集できます。


・マーケティング戦略の効率化

収集したデータを活用して、見込み顧客の購買意欲が高まったタイミングでメールを送信したり、営業担当者が適切に対応したりすることができます。


・マーケティングキャンペーンの効果測定

キャンペーンごとに一意のコードが生成されるため、各キャンペーンの効果を詳細に分析できます。


・継続的な顧客行動の把握

ビジターがその後も頻繁に自社サイトを訪れているかどうかなど、長期的な顧客行動を追跡できます。


・営業戦略の改善

収集したデータを基に、より効果的な営業戦略を策定することができます。


・フォーム入力情報をCookieで記憶し、ユーザー体験を向上

Cookieを使用して、同一ビジターが再度フォームページを訪れた際に、以前入力した情報を記憶し、ユーザー体験を向上させることができます。


Account Engagementのトラッキングコードは、効果的なマーケティングと営業活動を支援する強力なツールとなります。



   ファーストパーティクッキーとサードパーティクッキーの違い


トラッキング用のクッキーには、「ファーストパーティクッキー」と「サードパーティクッキー」の2種類があります。

トラッキングコードを取得するうえで、両者の違いを理解しておくことが重要です!

ここでは、それぞれの特徴を解説します。


ファーストパーティクッキー

ファーストパーティクッキーは、ユーザーが訪問中のWebサイトのドメインから直接発行されます。

  • ユーザー行動の詳細な把握が可能で、高精度なトラッキングを実現できる

  • ユーザーの同意を得て収集するため、法的リスクが少ない

  • 実際に訪問しているサイトのドメインから発行されるため、ブラウザにブロックされにくい

などの利点があります。


ファーストパーティクッキーで収集したデータを基に、ユーザーに合わせたサービスや広告の提供が可能です。

また、ユーザー側としては、ログイン情報や購入履歴が保存されることで、ウェブ上での体験がスムーズになります。


サードパーティクッキー

サードパーティクッキーは、ユーザーが訪問していない第三者のドメインから発行されます。(ウェブサイト上に設置された広告など)

複数のWebサイトを横断してユーザー行動を追跡する「クロスサイトトラッキング」が可能な一方で、プライバシー保護の観点から、ブラウザによる規制が強化されています。

また、

  • 多くの場合、使用前にユーザーの明示的な同意

  • プライバシー保護の強化に伴い、使用が制限される傾向にある

といったリスクがあるため、ファーストパーティトラッキングへの移行を検討することが推奨されています。


両者を比べると…

ファーストパーティは単一サイト内、サードパーティは複数サイト間でトラッキングが可能です。

トラッキングの範囲は、サードパーティクッキーの方が広いといえるでしょう。

また、データの信頼性については、直接収集できるファーストパーティクッキーの方が高いとされてます。

前述の通り、サードパーティクッキーはプライバシー保護の観点から今後制限される可能性があり、ファーストパーティクッキーの重要性が増していると考えられます。


従来はファーストパーティクッキーとサードパーティクッキーを併用してトラッキングを行っていましたが、サードパーティクッキーの規制強化に対応するため、ファーストパーティトラッキング機能が正式にリリースされました。

Account Engagementユーザーは、ファーストパーティトラッキングへの移行を検討し、将来的なサードパーティクッキーのサポート終了に備えることが重要です。



   トラッキングコードの取得方法


トラッキングコードの概要やメリット、種類をお伝えしたところで、実際の取得方法を見ていきましょう。


ファーストパーティトラッキングの場合

1.ファーストパーティトラッキングの有効化

①Account Engagement設定から「アカウント設定」に進み、「編集」をクリックします。


②「ファーストパーティトラッキング」セクションで「ファーストパーティトラッキングの使用」にチェックを入れます


2.トラッカードメインの確認

トラッキング対象のWebサイトドメインと同じルートドメインを持つトラッカードメインが設定されていることを確認します


3.トラッキングコードの取得

①Account Engagement設定の「ドメイン管理」に移動します。

②画面下部の「Tracking Code Generator」セクションを見つけます。

③「トラッカードメイン」と「Override Default Campaign」で任意のキャンペーンを選択します。

「Tracking Code」枠内に表示されたコードがファーストパーティトラッキングコードです。コードをコピーします。


4.トラッキングコードの設置:

取得したトラッキングコードを自社Webサイトに設置します。

次の章で、設置方法を解説しますね。



サードパーティトラッキングの場合

1.キャンペーンの選択

①Account Engagementホーム画面から「Account Engagementキャンペーン」に進みます。

②トラッキング対象のキャンペーンを選択します。


2.トラッキングコードの取得

①選択したキャンペーンの画面右上にある「トラッキングコードを表示」をクリックします。


②表示されたトラッキングコードをコピーします



4.トラッキングコードの設置:

取得したトラッキングコードを自社Webサイトに設置します。



   トラッキングコードの埋め込み方法


トラッキングコードが取得できたので、ウェブサイトに埋め込んでいきましょう!

コピーしたトラッキングコードを、トラッキング対象のWebページのHTMLに貼り付けます。

通常、</body>タグの直前に設置します。


Googleタグマネージャー(GTM)で設定する場合は…

「カスタムHTML」にコピーしたAccount Engagementのトラッキングコードをトリガーを「All Pages」にし、設置します。

GTMを使用することで、HTMLを直接編集せずにトラッキングコードを管理できます。


※トラッキングコードの設置後は、正常に動作しているか確認を行うことが重要です。



   まとめ


今回はトラッキングコードの概要と取得方法〜設置までをご紹介しました。

これらの機能はAccount Engagementを利用する上で重要な設定です。

ぜひこれらの機能を活用し貴社のマーケティング活動を強化し、顧客とのエンゲージメントを深めることにお役立てください。



この記事を書いた人

N.K.(Pardot/Web/EC運用スペシャリスト)

🏅保持資格

・Salesforce 認定アドミニストレーター

・Salesforce 認定 Platform アプリケーションビルダー

・Salesforce 認定 Experience Cloud コンサルタント

・Salesforce 認定 Agentforce スペシャリスト

・Salesforce 認定 AI アソシエイト

・Salesforce 認定 Marketing Cloud Account Engagementスペシャリスト

Salesforceを軸に、Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)やWeb、Commerce Cloud(EC)まわりの業務に携わっている。
BtoB企業でのメール配信やリード管理、Web・ECとCRMの連携など、現場で実際に使われる仕組みづくりを支援。 



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