記事掲載日 2023年12月21日
1名単位でSalesforceの人材を派遣してもらえて
業務内容も柔軟に相談できる点がありがたく感じます
SOMPOシステムズ株式会社
事業内容:
コンピュータおよび関連機器による情報処理サービスの受託業務
ソフトウェアの開発受託および販売業務 等
従業員数:1,692名 (2023年4月現在)
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新規案件の立ち上げに伴い、社内で行っている基本的なSalesforce運用管理業務を任せられる人材が必要だった
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ベンダーへの業務委託では、複数人を前提とした契約となるため、コスト面で課題があった
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Salesforceに対する十分な知識とスキルを持った人材が補充でき、社内のリソースを新規案件により多く充てることができた
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1名単位での人材派遣を受けることでコスト面での要件が合い、業務範囲についても柔軟に相談できている
約50万のSalesforceユーザーを抱えるSOMPOグループ
初期導入から約20年を経て活用範囲の拡大が続く
松岡様
SOMPOシステムズは、損害保険ジャパン(損保ジャパン)を中核とするSOMPOホールディングスが展開する各事業分野において、ITとデジタル技術を基軸に、各社を支援する戦略的IT企業です。「グループ戦略システム本部」では、主に損保ジャパン以外のグループ企業に対して、インフラからアプリケーションまでの一貫した支援サービスを提供しています。
大宮様
われわれが所属する「通販・投信グループ」は、「おとなの自動車保険」で知られる「セゾン自動車火災保険」などのグループ企業の向けの業務を担当しています。
SOMPOグループでは、2004年ごろから、Salesforceを「戦略的コールセンター」の構築を念頭に一部の部署で試行的に導入し始め、2006年から損保ジャパンで全社導入をしています。現在、グループ企業と代理店を含めて約50万人のユーザーがいます。
試行導入の時点では、約2名の社員による内製で、開発と運用をスタートしましたが、全社導入以降は、テラスカイを含む外部のパートナーにも、主に開発面を中心に支援してもらいながら、SOMPOシステムズ側で上流工程をまとめていくといった役割分担で、導入範囲を拡大してきています。
活用拡大の新規案件が立ち上がり
Salesforce人材の補充が不可避に
SOMPOシステムズ株式会社
グループ戦略システム本 部
松岡 大輔 様
松岡様
テラスカイ・テクノロジーズにSalesforce人材派遣をお願いする大きなきっかけとなったのは、セゾン自動車火災保険において、Salesforceの活用方法を強化する案件が動き出したことでした。同社では以前から「Salesforce Service Cloud」を、他のシステムと組み合わせて、主に顧客との接点履歴管理に使っていましたが、近年になって、より多くの情報を統合管理し、コンタクトセンターや営業部隊など、さまざまなチームが共通で参照できるCRMとして高度化していきたいというニーズが出てきました。そのニーズに対応するために、新たに金融業界に特化した「Financial Services Cloud」を活用していくことになりました。
大宮様
そこでプロジェクトの人員を確保する必要が出てきたのですが、Salesforceのスキルを持ったメンバーは、それほど潤沢にいるわけではありません。私自身も、今回のプロジェクトを受けて通販・投信グループに移ったのですが、それでも人的なリソースは十分ではなく、特に、これまで社員が担当していた基本的な運用作業を任せられる人材を補充するために、社外の力を借りたいと考えていました。
そうした状況の中、2022年秋に開催されたテラスカイのイベントに参加したところ「Salesforceの人材派遣を行うテラスカイ・テクノロジーズという会社ができる」という話を聞き、現在のわれわれのニーズに合うかもしれないと考え、コンタクトをとりました。
当初は、これまでに付き合いのあるベンダーへの業務委託という形式も候補にあったのですが、今回のケースでは予算が限られており、複数人数単位で大規模にお願いをするというのは難しい状況でした。一方、テラスカイ・テクノロジーズのサービスは、1名から派遣の形で来て頂けるということで、当社側のニーズにうまくマッチしていました。
当社からは「今、社員が行っているSalesforceに関する運用管理作業を手伝ってもらえる人に来てほしい」という形で派遣をお願いしました。テラスカイ・テクノロジーズから派遣される方は、基本的にSalesforceアドミニストレーターの資格を取得しているとのことでしたので、スキルセットについては特に心配していませんでした。後は、実際の顔合わせで人となりを見て、採用を決めました。
担当業務の範囲を段階的に拡大
エンジニアとしての成長にも期待
大宮様
派遣の方には、2023年の1月から現場に入ってもらっています。最初はSalesforceに関する日次のジョブチェックですとか、エラーが出た場合の対応といった作業をお願いしていました。作業に慣れてきてからは、オーナー部門からの問い合わせに対する調査であるとか、簡単な保守的開発の現場側担当といった、社員の代替としての役割も少しずつ担ってもらっています。
まだ、それほど長く仕事をしていただいている訳ではありませんが、段階的に担当業務のレベルをアップしてもらっている感じです。派遣をお願いする段階で「Salesforceの基本的な運用管理作業をお願いできる方」というところで、すり合わせができていたので、仕事の内容については、申し分ないと感じています。こちらがお願いする作業は確実にこなしていただけていますし、分からないことがあっても、チャットなどで遅滞なく聞いてくれています。定期的にチームでの会議も行っていますが、そこでも、とてもハキハキと受け答えをしてくれて、とても気持ち良く仕事をお願いできています。
今回の案件を通じて、「大規模な人員投入は難しいけれど、どうしても手が足りない」というときに、1人の単位で派遣をお願いできるサービスがあることを知れたのは良かったと思っています。ほかにもいくつかのサービスを検討しましたが、こうした形での対応が可能だったのは、今回あたった範囲では、テラスカイ・テクノロジーズだけでした。
あと、お願いする業務の範囲についても、営業担当の方を交えた相談の中で、柔軟に対応してもらえている点はありがたいと感じています。われわれとしても、最初の契約時にお願いした業務だけでなく、チームに加わって頂いた方自身の成長や、担当できるスキル範囲の拡大につながるような形で、より変化に富んだ仕事をお願いできればと思っています。本人が納得して頑張れる範囲で仕事の幅を広げてもらい、少しでも自信をつけたり、キャリアアップにつながったりすれば、われわれとしてもうれしいと考えています。
SOMPOシステムズ株式会社
グループ戦略システム本部
大宮 元子 様
少数精鋭”ゆえに避けられない人材不足
いざという時「すぐに相談できる」心強さを実感
松岡様
今回のケースと同じように、今後、われわれが担当している企業や、SOMPOグループの他の企業においても、Salesforceの利用範囲や適用領域を拡大したいというニーズは散発的に出てくると思います。SOMPOシステムズとしても、そうした案件が立ち上がった時に、迅速に対応できるような体制を整えておくことは不可欠だと考えます。
われわれを含めて、SOMPOグループの各企業には、Salesforceの知識を持ったエンジニアや担当者がいますが、基本的にはどこも“少数精鋭”であり、新規案件には数名で当たらざるを得ないといった状況です。
今回のように「どうしても手が足りないので、早々に数名、Salesforceが扱える人材を補充したい」といったリクエストが出た時、すぐに相談できるパートナーがいるのは心強く感じます。今後はこのサービスを、通販・投信グループ以外の担当者にも、広く紹介していきたいと思っています。