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記事掲載日 2023年11月22日

依頼された仕事を確実にこなすだけでなく

建設的な提案もあり全幅の信頼を置いています。

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株式会社荏原製作所
事業内容:
ポンプ、冷熱機械、送風機、コンプレッサ・タービン、(CMP装置やドライ真空ポンプなど)半導体製造装置・機器などの製造。都市ごみ焼却プラント、産業廃棄物焼却プラントなどの設計・建設・運営管理
従業員数:19,296名 (2023年6月末現在)
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​要約

  • Salesforceの改善や適用範囲拡大についてのユーザーニーズが増大しており、社内のリソースだけでは十分な対応が難しい状況だった。
  • 外部エンジニアリソースの調達が特定のITベンダーに偏ることで、実装や運用のスタイルが固定化してしまうことをリスクと捉えていた。
課題
  • 十分なスキルを持ったエンジニアの増員により、社内リソースを新規プロジェクトに充てながら、Salesforceに対するユーザーニーズへの対応も継続できた。
  • 異なる背景でスキルを身につけたエンジニアがチームに参加することで、より多面的にSalesforceの実装、運用方法を検討できる下地が生まれた。
効果

各組織が個別に導入してきたSalesforceを

統合管理してコストや運用の効率向上を図る

大塚様 情報通信統括部は、荏原製作所における社内SE部門に当たり、本体とグループ会社に対してシステム関連の各種業務を提供しています。バリューチェーンシステム部は、PLM、SCM、CRMといった領域のシステムを担当しており、中でもCRMシステム課は、特にSalesforceを中心としたCRMシステムの導入推進業務を行っています。

 

近年における荏原製作所の事業方針として、従来までの製品別組織を「対面市場別」の新たなセグメントで再編成し、製品やサービスをご利用いただく「お客様」の軸で事業を展開していくことを掲げています。そのため、ビジネスの中でCRMシステムが果たすべき役割も、今後、さらに大きなものになっていくと考えています。

 

西村様 当社ではカンパニー制を導入していますが、社会インフラ向けのトータルソリューションを提供する「インフラカンパニー」で、2013年ごろに初めてSalesforceの導入を行いました。その後、他のカンパニーでも、それぞれのニーズに応じて個別に導入を進めてきました。2020年ごろからは、カンパニーごとに個別でライセンス契約や運用保守を行うのではなく、それらを情報通信統括部で集約的に行うことで、コスト面や運用面の効率を高めつつ、ガバナンスを強化する取り組みを進めています。現在、全社合計で約3,000ユーザーがSalesforceを利用しています。

Salesforce人材の育成を進めているものの

限られた社内リソースのみでの対応に限界

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西村様 情報通信統括部では、システム関連の内製化率を高めていく方針を掲げています。そのため、Salesforceについても、スキルを持った人材の社内育成を徐々に進めているのですが、既に多くのSalesforceユーザーがいることもあり、日々、さまざまな改善や機能拡張の要望が上がってきます。人数の限られた社内エンジニアのみで、そのすべてに対応していくことが難しい状況が、以前から続いていました。

 

また、荏原製作所全体として社内基幹システムを統合ERPパッケージに刷新する活動を進めており、それに併せてSalesforceの更なる利用拡大を実施しています。そのような状況において、さらに不足が見込まれるSalesforceエンジニアのリソースを、外部にお願いする形で補充したいと考えていました。

株式会社荏原製作所
情報通信統括部
バリューチェーンシステム部
CRMシステム課
西村 顕 様

紹介人材の高いスキルと業務遂行能力を見て

「現場未経験」に感じた不安は早期に解消

西村様 以前から、インフラカンパニーにて     Salesforceの画面開発にテラスカイの「SkyVisualEditor」を利用しており、同社へリソースに関する相談もしていたようです。そのつながりから「テラスカイ・テクノロジーズでSalesforceエンジニアの派遣サービスを始めている」という情報を知り、相談をさせてもらいました。

 

その後テラスカイ・テクノロジーズより、自社でSalesforceエンジニアとしての教育を行った、現場未経験の方を派遣紹介いただき、当初は少し不安を覚えたのですが、実際に面談をさせていただいたところ、受け答えからもしっかりとしたスキルを持った方であるとの印象を受けましたので、お願いすることにしました。

 

来ていただいたエンジニアの方には、基本的には、要件定義が済んだ後のプロトタイプ構築から、それ以降の実装、検証、リリースのリハーサルといったフェーズを全般的にお願いしています。実際の仕事ぶりは、極めて優秀です。こちらからお願いした仕事は、そつなく、スピーディーにこなしてくれています。

 

それだけでなく、われわれがお願いした仕事の本質を把握し「それならば、こういうやり方もあると思うのですが、どうでしょうか」と、良い意味で完全なイエスマンではなく、建設的な提案をしてくださっています。当初に期待していた以上のパフォーマンスを発揮してくれており、われわれとしても、今は全幅の信頼を置いています。

Salesforce人材が不足する中でも迅速な提案

多面的に技術検討ができる環境づくりにも寄与

西村様 最初に紹介いただいた方への印象が大変良かったこともあり、その後、他のカンパニー向けの業務を担っていただける方を2人、新たに紹介していただきました。IT市場全体の状況として、Salesforceエンジニアへの需要が高まっている中で、派遣の相談をさせていただいても、なかなかお返事をいただけないベンダーが多い中で、テラスカイ・テクノロジーズには、こちらが驚くくらい、迅速に提案をいただけました。

 

また、テラスカイ・テクノロジーズにご紹介いただいた方々には、投資以上に高い成果を出していただいていると感じています。

 

大塚様 Salesforceに関わってもらう外部のエンジニアが、特定のITベンダーに偏ってしまう状況を避ける上でも、テラスカイ・テクノロジーズに紹介してもらったことはメリットがあったと思っています。例えば、Salesforce上で特定の設定をどうするかといったような細かい作業ひとつをとっても、各ベンダー流の作法というか、“色”のようなものが出てきます。異なる背景でスキルを獲得したエンジニアの方々に一緒に働いてもらうことで、やり方についての「セカンドオピニオン」のようなものを取り入れ、より良い方法を比較検討できるような環境が生まれる下地ができたと感じています。

Salesforce活用領域の拡大が進む中

今後も価値の高い人材の紹介に期待

西村様 現在メンバーに加わってもらっている皆さんの仕事内容には、非常に満足しています。ただ、リソースが十分でないという状況は、完全に解消されてはいません。

 

今後も、Salesforceの適用領域拡大や、活用方法の改善といったニーズは多く出てくるだろうと思います。例えば、現在は組織ごとに独立性が高い形で使っているSalesforceから、データを組織横断的に分析できるような、新しい仕組みを構築していくようなことも検討されています。また、今は「Salesforce Sales Cloud」による営業系のシステムがユースケースの中心ですが、現場に「Salesforce Field Service」を導入したいであるとか、サプライヤー向けに「Salesforce Experience Cloud」を使ったサービスを展開できないかとか、新しい領域でのSalesforce活用を検討する組織も出てきています。

 

本当は、社内にSalesforceのエキスパートを増やせれば一番良いのですが、短期間での実現が難しいのも事実です。外部にリソース支援を依頼する状況は、当面続くと思います。そこに、例えば、われわれが新たに活用したいと思っている領域に特化した、Salesforceのスキルや知見を持つメンバーの方に加わってもらえるようなことがあれば、さらにありがたいと思っています。

 

大塚様 今、当社でSalesforceに関わるメンバーが特に関心を持っているのは、Salesforceのユーザーである企業が、どのような形でそれぞれの領域向けの仕組みを、構築、運用しているのかといった、実践経験に基づいたナレッジです。

 

テラスカイ・テクノロジーズは、現場での業務経験は少なかったとしても、高いスキルを持ったエンジニアを紹介できるというのが強みのひとつだと思いますが、加えて、在籍しているエンジニアが、Salesforceのインテグレーションで多くの実績を持つテラスカイから、技術的な支援を受けられる体制もあると聞いており、非常に心強いパートナーです。

今後も引き続き、Salesforceの設計に関わるような部分についてもアドバイスをいただき、荏原製作所のSalesforce推進に寄与していただけることを期待しています。

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