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記事掲載日 2026年07月02日

年間6,700時間の工数を削減!内製率60%超を実現したアイスタイルの業務改革

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株式会社アイスタイル

事業内容:化粧品・美容の総合サイト「@cosme(アットコスメ)」の企画・運営、関連広告サービス、マーケティング・リサーチサービスの提供
従業員数:1,208名(連結)(2025年6月末日現在)

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  • 営業支援ツールと販売管理ツールの二重管理により、データが分断されていた
  • 属人化と手作業の増加で業務が非効率化していた
  • 今後のビジネス拡大を見据えたシステム構築が求められていた
  • 営業支援から販売管理までをSalesforceで一元化し、業務効率が向上
  • 業務システムの再構築によって、約6,700時間分の業務削減が見込まれる
  • ガバナンス強化とデータ整備により、事業拡張に向けた強固な基盤を構築

株式会社アイスタイルは、化粧品・美容の総合サイト「@cosme(アットコスメ)」を中心に、オンラインとオフラインを融合した日本最大級の美容プラットフォームを展開している会社です。

 

同社では、化粧品ブランド企業向けのマーケティング支援の高度化に伴い、業務基盤の抜本的な刷新が求められていました。そのような状況の中で、テラスカイによるシステム開発と、テラスカイ・テクノロジーズによるエンジニアリング支援および保守を組み合わせた業務システムの再構築を実施。このタッグ体制により、業務効率化とビジネスの盤石な基盤づくりを実現しました。

 

今回は、ブランドビジネス推進ユニット運営基盤本部 本部長の設樂様と、業務推進部 業務推進グループ マネージャーの中本様に、プロジェクトの背景や成果、そしてテラスカイ・テクノロジーズのエンジニアがもたらした価値について伺いました。

幅広いチャネルを駆使し、ユーザーと化粧品ブランドとの出会いを創造

――まず、貴社の事業概要についてお聞かせいただけますか。

 

設樂様:当社は化粧品・美容の総合サイト「@cosme」を中心に、メディア・EC・店舗の3つを融合したビジネスを展開しています。

 

化粧品ブランドに対して広告・プロモーションなどのBtoBサービスを提供する「マーケティング支援事業」、ECおよび店舗を通して国内で化粧品を販売する「リテール事業」、海外におけるメディア・EC・店舗を運営する「グローバル事業」の3つが主な事業です。

 

自社が持つ幅広いチャネルを活かし、ユーザーと化粧品ブランドの最適な出会いを創出し、商品を知る・興味を持つ・購入するという一連の流れを一貫してカバーできるのが当社の強みです。


 

――お二人の担当業務と、今回のプロジェクトにおける役割について教えてください。

 

設樂様:私の所属するブランドビジネス推進ユニットは、化粧品ブランド向けに広告やマーケティング支援を行う部署です。

 

ユニット内は営業セクション、サービス開発セクション、広告の品質管理セクションの大きく3つに分かれています。私は品質管理セクションである運営基盤本部において、本部長として、広告・マーケティングの法的リスクを軽減し、オペレーションの裏側を支える役割を担っています。


 

中本様:私は運営基盤本部 業務推進部に所属しています。運営基盤本部は、単なるシステム運用にとどまらず、業務プロセスの最適化やスケーラブルな基盤づくりを主なミッションとしています。

 

今回、設樂がプロジェクトマネージャー、私がプロジェクトリーダーとなってSalesforceの抜本的な再構築プロジェクトを推進し、業務設計からシステム設計までを担いました。

事業成長に向けて、属人化の解消と業務効率向上が急務に

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株式会社アイスタイル
ブランドビジネス推進ユニット
運営基盤本部 本部長
設樂 大介 様

――Salesforceの運用において、貴社が抱えていた課題について教えてください。

 

設樂様:システムやデータが分断されていたことで、それを補うための手作業が増え、業務の属人化が進んでいました。

 

以前から営業支援システムとしてSalesforceを活用していましたが、販売管理には別ツールを使用していたため、データが同期できず、二重入力や管理・分析が非常に困難な状況でした。

 

複雑化する業務や商品構成を人の手で補完するアナログな管理体制では、ビジネスの変化に迅速に対応しづらい側面もあり、営業支援から販売管理までを一気通貫でつなぐ仕組みが求められていたのです。

――今回のプロジェクトの目的についてお聞かせください。

 

中本様:プロジェクトの目的は3つあり、1つ目は業務効率化、2つ目はガバナンスの強化、3つ目は将来の事業高度化に向けた基盤づくりです。

 

営業支援と販売管理のデータを一元化することで、煩雑な手作業が削減できるのはもちろん、属人化による内部統制上のリスク低減にもつなげたいと考えていました。また、横断的にデータの管理・分析が可能な状態をつくることで、ビジネスの成長や市場の変化へ柔軟に対応する体制も目指していたのです。
 

設樂様:そもそも、今回のSalesforceによる業務システム刷新プロジェクトは3つのフェーズからなっています。フェーズ1は業務フローの整理やオペレーションマネジメント体制の見直し、フェーズ2は業務システムの再構築、そしてフェーズ3は売上向上を見据えた収益化の実現です。

社内でフェーズ1に取り組んだ結果、「業務インフラ自体を整備する必要がある」との結論に至り、フェーズ2でテラスカイおよびテラスカイ・テクノロジーズのお力を借りることにしました。

 

情報をデータベース化し、その管理手法を統一するフェーズ2は、当社のBtoB事業の基盤をつくる重要な位置づけのプロジェクトです。


 

――フェーズ2では、テラスカイおよびテラスカイ・テクノロジーズのタッグ体制で取り組んだそうですね。両社を選定した理由は何でしょうか?

 

設樂様:今回、テラスカイが保守サービスのオプションとして、テラスカイ・テクノロジーズの人材派遣サービスを提案してもらいました。テラスカイ・テクノロジーズ社のSalesforceスペシャリストが開発段階からジョインし、その経験を構築後の保守に活かすという内容です。単に新しいシステムを開発するだけでなく、その後の機能拡張や保守も踏まえた提案に魅力を感じたため、テラスカイとテラスカイ・テクノロジーズにお願いすることに決めました。

 

今回のプロジェクトでは、まず当社の課題である「営業支援と販売管理を一元化したい」という要件を明らかにした後に、Salesforceでの構築が最適だという結論を出しました。その後のベンダー選定では、国内に拠点があり意思疎通しやすいか、機能追加や安定的な運用保守に柔軟に対応できるか、といった点もポイントでした。


 

中本様:一般的なシステム開発では、開発と保守で担当メンバーが分かれるケースも多いのですが、今回のようにカスタマイズして仕様が複雑な場合、保守メンバーのキャッチアップに時間がかかるリスクがあります。

 

そのような点において、開発段階から設計の背景にある意図や細かな仕様を理解してくれている関わったメンバーが、リリース後もそのまま保守を担う体制は心強いものでした。

テラスカイ・テクノロジーズのエンジニアはしっかり現場に入り込み、実務レベルでの支援や運用まで見据えた対応を行ってくれています。

 

両社でうまく役割分担しつつも、一体となって支援してくださったことは、今回のプロジェクトがスムーズに進んだ大きな要因だったと思っています。

\ 成功企業のbefore→Afterをまとめて確認 /

\同じような課題をお持ちではありませんか? /

あるべき姿から逆算したシステム設計により、一気通貫の業務基盤が実現

――今回構築したシステムの全体像はどういったものですか?

 

中本様:営業支援から販売管理までをSalesforce上で一気通貫に管理できる仕組みを構築しました。これまで分断されていたシステムを統合し、データがシームレスにつながるようになっています。

 

また、従来はメールで受け付けていた広告の申し込みをWebフォーム化し、申し込みから在庫管理、販売管理までをシステム内ですべて完結できるようにしました。これにより、リアルタイムでの在庫管理が可能となり、データの表記ゆれや入力ミスも防げるようになりました。

――今回のプロジェクトではどういったところに苦労しましたか?

 

中本様:最も大変だったのは、複雑な商品構成をシステムへ落とし込むことです。当社の広告商品は組み合わせが1万通り以上に及ぶため、これまで人の手で管理されていた情報の棚卸しが必要でした。

 

また、業務の中には明文化されていないルールやアナログな管理手法も多く存在しており、現場へのヒアリングを通して暗黙知を整理していく作業にも苦労しました。

 

システム刷新では、現状(As-Is)をそのままシステム化するのではなく、本来あるべき業務の姿(To-Be)を設計することが重要です。従来の業務モデルを進化させるため、必要な機能を整理しながら実装を進めていきました。

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株式会社アイスタイル
ブランドビジネス推進ユニット
運営基盤本部 業務推進部
業務推進グループ マネージャー
中本 兼市 様

深い業務理解があるエンジニアの伴走で、運用保守の質が向上。先回りした提案も。

――テラスカイ・テクノロジーズのエンジニアに対して、どのように評価していますか?

 

設樂様:保守メンバーが開発段階から参画しているため、システムの経緯を理解したうえで運用フェーズにおいても的確に対応してくれており、大変助かっています。

 

単に指示内容をこなすのではなく、先回りして提案したり、改修の影響範囲を踏まえたうえで解決策を提示してくれるので、意思決定がしやすいですね。

 

さらに、テラスカイ・テクノロジーズのエンジニアはシステムの背景や設計への理解があるため、説明の手間が少なくコミュニケーションコストが非常に低いと感じています。テラスカイとの橋渡し役としても活躍してくれて、スムーズな連携が実現しました。


 

――開発から保守まで同一メンバーが伴走するメリットは、どういったところにあるとお考えですか?

 

中本様:開発と保守が分断されないため、保守段階で引き継ぎが不要でタイムロスがなく、システムの背景を理解した安定的な運用が可能な点は大きなメリットだと感じます。

 

障害発生時も、対応すべき内容を瞬時に理解できるメンバーがいることで、対応スピードが圧倒的に速いです。また、当社の広告業務を理解しようとする姿勢も素晴らしいと感じています。


 

――今回、Salesforceのシステムを刷新したことで得られた効果や、現場の変化についてお聞かせください。

 

設樂様:営業支援・販売管理領域だけでも、単年で約6,700時間(3.5人)の業務削減効果が見込まれています。これは、当初の計画値である約4,500時間(2.4人)を大きく上回るものです。

 

また、Salesforceを選定した理由の一つに、社内で内製化を進めやすいという点がありました。現在はテラスカイ・テクノロジーズのエンジニアの協力により、内製率60%以上を実現し、柔軟な運用保守体制が整いつつあります。

 

さらに、これまで分かれていた店舗広告とWeb広告の申し込みを一元化したことで、事業間連携もスムーズになりました。ガバナンス強化や経理業務の効率化にもつながっており、現場の業務を通して効果を実感する場面が増えています。

データとAIを活用し、事業成長に向けた次の一手を打つ

――Salesforce活用に関する今後の展望について教えてください。

 

中本様:今回、テラスカイおよびテラスカイ・テクノロジーズの協力により、業務システム刷新プロジェクトのフェーズ2が形になりました。今後はフェーズ3に移行し、より高度なマーケティング基盤を構築する段階に入ります。

 

データを活かして意思決定の精度を高めることはもちろん、AIを駆使してさらに高い価値を提供することも求められます。AIを使う際のガバナンスも構築しつつ、次のビジネスモデルに耐えうるシステムを組む必要があると考えています。


 

設樂様:フェーズ3では、マーケティングオートメーションツールとの連携も視野に入れています。これまでの課題である業務の属人化から脱却し、内製化の体制をより盤石にするため、テラスカイ・テクノロジーズのエンジニアを1名増員しました。

 

今後も当社が目指す「生活者とブランドの最適な出会いを生み出すこと」に向けて、あるべき姿や事業成長に合致するシステムの構築を図っていきたいと思います。


 

――上記の展望を実現するために、テラスカイ・テクノロジーズへ期待することがあればぜひお聞かせください。

 

設樂様:当社のようなメディア・EC・店舗を横断する事業はまだ前例が少なく、試行錯誤が前提となります。そのため、一緒に考えて汗をかいてくれるパートナーであることが重要だと考えています。

 

今回のプロジェクトを通じて、テラスカイ・テクノロジーズはまさにそのような存在だと感じました。今後も、当社のビジネスを技術面で支える強力なパートナーとして、事業の成長に伴走してくれることを期待しています。

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\同じような課題をお持ちではありませんか? /

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