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記事掲載日 2025年XX月XX日

エンジニアによる伴走型支援でDX推進を加速!「データドリブン」な組織を目指すエイト日本技術開発の挑戦

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株式会社エイト日本技術開発
事業内容:社会インフラサービスのプロデュース・アドバイス
従業員数:1,131名(2025/06/01時点)
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  • 社内にSalesforceの有識者がおらず、トラブル発生時にベンダーに問い合わせる以外の手段がなかった
  • Salesforceの本格稼働が目前に迫っていたが、運用体制が整っていなかった
  • 社内だけで運用していきたい気持ちはあったが、人材を育成する余裕がなかった
  • 気軽に相談できるエンジニアがすぐ傍にいることで、迅速な問い合わせ対応と技術サポートを実現できた
  • 必要な運用体制が確立され、システム活用の土台を構築することができた
  • 社員が見える化のメリットに気付き始め、会議の場でもSalesforceのデータが活用されるようになった

エイト日本技術開発株式会社(EJEC)は、岡山県岡山市に本店を構える総合建設コンサルタント会社です。

 

同社は、長年にわたり紙ベースの手作業や口頭での情報伝達に依存した業務体制に課題を抱えていました。そのような状況の中で、2024年6月にSalesforceを本格導入し、テラスカイ・テクノロジーズの支援を受けながら社内DX推進を大幅に加速させました。

 

今回はプロセスイノベーション本部 情報戦略グループの藤田様と宮岡様と、同社の支援を行っているテラスカイ・テクノロジーズのエンジニア 安野の3名に、DX推進の取り組みや今後の展望についてお話を聞きました。

「EJEC 長期ビジョン 2030」に基づき、Salesforceを主軸にしたDXを推進

ーー貴社の事業概要について教えていただけますか。

藤田様:エイト日本技術開発は、「環境」「行政支援」「防災・保全」を3つの柱に掲げ、多様な社会ニーズに対してコンサルティングサービスを提供する総合建設コンサルタント会社です。現在は「EJEC 長期ビジョン 2030」に基づき、Salesforceを主軸にしたDX推進に力を注いでいます。

​​ーー現在の業務上の役割を教えてください。

藤田様:私は2025年6月1日より発足した「プロセスイノベーション本部」において、情報戦略グループのマネージャーを務めています。具体的な業務は、「Salesforce」「ServiceNow」「box」などのバリューチェーンを意識した新システムの構築・運用管理です。

以前は土木関連の部署におり、現在とはまったく異なる業務をおこなっていました。そのため、業務システム関連の知識はほとんど持ち合わせていませんでしたが、社内のDX推進に向けて徐々に知識をつけていきました。

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株式会社エイト日本技術開発
プロセスイノベーション本部 情報戦略グループ
グループマネージャー 藤田 亮一 様

宮岡様:藤田と同じく、私も情報戦略グループに所属しております。社内の情報システム管理やSalesforceの運用が主な業務です。

 

当初は、私もSaaSまわりの知識があまりないような状態でしたが、テラスカイ・テクノロジーズのSalesforce研修をきっかけに学びを加速させました。実践を何度も繰り返すスタイルのおかげで、現在は認定アドミニストレーターと認定アプリケーションビルダーの資格取得にも成功しています。

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株式会社エイト日本技術開発
プロセスイノベーション本部 情報戦略グループ
副査 宮岡  健太 様

ーー貴社がSalesforceの導入で目指していることをお聞かせください。

 

藤田様:Salesforceの導入で当社が目指しているのは、主に「業務プロセスのデジタル化と標準化」と「リアルタイムな情報共有」です。紙を使った手作業が多かった状況を打破するため、システムを活用をした「業務プロセスのデジタル化と標準化」は欠かせませんでした。また、口頭での情報伝達に依存した業務になってしまっていたため、ツールの活用による「リアルタイムな情報共有」も求められていました。

 

Salesforceは約2年の準備期間を経て、2024年6月から本格稼働しました。稼働から1年以上が経った現在、技術職と営業職を中心に、約1,100人の社員のうち7割程度の社員がシステムを使用しています。

社内に有識者がおらず、本格稼働を目前に危機感が増大

ーーテラスカイ・テクノロジーズに支援を依頼したきっかけについて教えてください。

 

藤田様:Salesforce導入に向けて奔走するなかで、社内にSalesforceに詳しい人材がいない状態でプロジェクトが進んでいることに、常に危機感を覚えていました。

 

当時は、トラブルが発生したその場で解決ができないうえ、ベンダーへ問い合わせる以外に対応策がない状態だったのです。私たちだけで運用していきたい気持ちはありましたが、リソースも知見も足りず、社内で人材を育成する猶予もない…という状況でした。

 

そのようななか、当時からサポートいただいていたセールスフォース・ジャパン社の営業担当の方から紹介いただいたのが、テラスカイ・テクノロジーズでした。そして2024年6月のSalesforce本格稼働に先立って、運用体制の強化とナレッジの蓄積を目的として、テラスカイ・テクノロジーズのエンジニアさんに支援をお願いしました。

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技術力とコミュニケーション力の両方に大きな信頼を寄せている

ーー次にエイト日本技術開発様をサポートしているエンジニアである安野さんにもお話を聞かせてください。具体的にはどのような支援を行っていますか?

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株式会社テラスカイ・テクノロジーズ
エンジニア 安野 天翔

安野:エイト日本技術開発様においては、社員の方々からの問い合わせに対応したり、Salesforce運用に関わる軽微な設計や改修などを行っています。最近はシステムが安定的に運用できていることもあり、Tableauでのデータ活用にも取り組んでいます。

 

また、内製化支援の一環として、社員の皆様がご自身でレポートを作成できるよう、サポートもさせていただいています。

ーー安野さんの印象についてお聞かせください。

 

藤田様:安野さんは、高い技術力や専門知識を持っているだけではありません。高いコミュニケーション力も持ち合わせており、私や社員たちも大きな信頼を寄せています。また、ベンダーに依頼すると時間がかかりそうな作業でも、安野さんなら相談してすぐに対応してもらえるので、業務がスムーズに進むようになりました。さらにTableauの勉強会を開催していた経験もあり、それに裏打ちされた知識にはいつも助けられています。

 

宮岡様:私も安野さんにはいつも助けてもらっており、いつも当社の社員とスムーズなコミュニケーションをとっていただいているという印象があります。安野さんには社員からのSalesforce関連の問い合わせ業務を担当してもらうことも多かったのですが、システムに慣れない社員たちの気持ちをきちんと受け止めたうえで、常に誠意ある対応をしてくれていました。

「秘伝のExcel」からレポート・ダッシュボードへ。行動変容の下地ができた

ーー安野さんが業務の中で心がけていること、大切にしている考えについて教えてください。

 

安野:業務の中で心がけていることはたくさんありますが、特に社員の方々とのコミュニケーションのとり方には自分なりの工夫をしています。お忙しい方も多いので、限られた情報の中から意図を汲み取り、その方が求めているサポートを迅速に提供できるように心がけています。

 

また、いただいたご質問に対してはただそれに回答するだけでなく、なるべくプラスアルファの提案をすることを意識しています。

ーーテラスカイ・テクノロジーズのエンジニアに対して、お二人はどのような点を評価されていますか。

藤田様:安野さんをはじめ、テラスカイ・テクノロジーズのエンジニアさんがシステム運用をスムーズにしてくれたおかげで、社員も徐々にプロセスのデジタル化によるメリットに気付くことができています。これまでは、会議の報告時に、長年データを継ぎ足して来た、いわゆる「秘伝のExcel」が使われる光景が当たり前でした。しかし、最近ではSalesforceやTableauのレポートを活用する様子が見受けられるようになり、社内でもシステムの活用が進んでいるという手応えを感じています。

宮岡様:新システムの運用がスタートしてから、私自身が特に負担を感じていたのが、レポートの作成とダッシュボードの拡充でした。テラスカイ・テクノロジーズのエンジニアさんがメンバーに加わってくれたことで「こんなデータを見られるようになりたい」という社員から出たアイデアがどんどん実現しています。見たいものを迅速に提示できる環境を獲得できたのは、当社としても大きなプラスになったと感じています。

 

ーーエイト日本技術開発様をサポートする上で、安野さんがこれまでに特に苦労したことを教えてください。

 

安野:エイト日本技術開発様は建設コンサルティングのサービスを提供している会社ですが、私自身はこの業界での経験がありませんでした。そのため、最初の頃は専門用語などを理解するのに時間がかかってしまっていました。

 

そこで、エイト日本技術開発様で仕事をしていくなかで積極的に社員の方々とのコミュニケーションをとりながら、この業界ならではの知識を徐々に身につけていきました。最近では専門用語なども理解できるようになってきたため、円滑に業務が進められるようになってきたと感じています。

ーーエンジニアとして、安野さんはどのような場面でやりがいを感じますか?

 

安野:サポートをさせていただいた社員の方々から「これは日々の業務にすごく活かせそうです!」というような前向きなお言葉をいただけた時に大きなやりがいを感じます。また、社員の方々が実際にデータを活用してくださっている様子を見た時にも、とても嬉しい気持ちになります。

ーー安野さんの今後の意気込みを教えてください。

 

安野:現在担当しているSalesforceやTableauの技術をより深く習得し、お客様により価値のあるソリューションを提供できるエンジニアになりたいと思います。

 

それと同時に、これまで培ってきた知識や経験を活かして、社員の方々の内製化支援にもより力を入れていきたいと考えています。最終的には、お客様が自立してシステムを運用できるような体制づくりのお手伝いをすることが目標です。

社内のDX推進を加速させ、「データドリブン」な意思決定ができる組織を目指したい

ーーSalesforceの活用やDX推進における今後の展望を教えてください。

 

宮岡様:テラスカイ・テクノロジーズの研修で得た知識を活用し、今後は安野さんが実施しているような高レベルな作業にもチャレンジしていきたいと考えています。専門家に頼りきりな部分を、社員である私が少しずつでも対応できるようになることが大切だと思います。

 

安野さんにサポートしてもらいながらになるかもしれませんが、まずは自分で手を動かしながらスキルを磨いていきたいです。

 

藤田様:テラスカイ・テクノロジーズのサポートもあり、システム活用の土台は構築できてきたと感じています。実際にSalesforceの本格導入から1年が経過し、社内に散在していたデータも徐々に集まってきました。

 

一方で、まだ「システムで何をどう見たらいいか分からない」という社員もいます。時間はかかりますが、そのような社員もキャッチアップできるように努力していかねばと考えています。

 

当社は、創業以来培ってきた社会的責任企業としての誇りと使命を継承しながら、デジタルトランスフォーメーション(DX)により業態を変革し、競争優位性の高い次世代創造企業を目指しています。今後はさらに社員にシステムを積極的に活用してもらい、社内全体として「データドリブン」な意思決定ができるような組織をつくっていきたいと考えています。

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