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記事掲載日 2025年06月26日

英語教育×Salesforce研修で学生の未来を拓く!神田外語学院が取り組むDX人材の育成戦略とは

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学校法人佐野学園
事業内容:神田外語大学、神田外語学院、神田キャリアカレッジの運営
従業員数:586名(法人全体、2025/01/27現在)
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  • デジタルコミュニケーション科の新設にあたり、国際的に通用するプラットフォームであるSalesforceの学習ができるサービス・企業を検討していた
  • 就職先でも活かせる、実践的なITスキルを身に着けられるプログラムを探していた
  • 分かりやすいプログラムと手厚いサポートにより、初年度に受講した学生全員が単位を取得できた
  • 研修により学生のIT業界への理解と関心が深まり、就職先の選択肢としてIT分野という新たな可能性を開くことができた

英語×情報の教育を通じ、高いコミュニケーション能力を持ったDX人材を育成したい

今岡様:神田外語学院は1957年に、東京都神田の地で英会話学校としてスタートしました。本学は系列の神田外語大学と同じく、学校法人佐野学園が運営する専門学校であり、語学やビジネススキル習得に必要な教育の場を提供しています。

神田外語学院の2年生課程はビジネス系のビジネスコミュニケーション科をはじめ、語学系のインターナショナルコミュニケーション科、グローバルゲートウェイ科の全3学科13コースで構成され、国際舞台で活躍できる人材を養成しています。

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学校法人佐野学園 神田外語大学・神田外語学院
法人本部 デジタルイノベーション推進室
ゼネラルマネージャー 今岡 幸美 様

また、当グループでは福島県に「パスポートのいらない英国」として知られるブリティッシュヒルズを運営しています。ブリティッシュヒルズは、日本国内で英国留学と同じ体験ができる施設兼ホテルであり、英語研修や異文化プログラムなどのプログラムを通じて、企業・団体のお客様はもとより、個人のお客様にも幅広くご利用いただいています。

本学ではこれまでも外国語とビジネススキルを掛け合わせた教育に注力してきましたが、「外国語だけ」というニーズは減少傾向にあり、専門学校としてさらなる学びの環境を提供したいと考えていました。外国語とデジタル領域の親和性の高さ、そして社会全体でDX人材不足が叫ばれている状況を踏まえ、英語×情報の教育を通じ、未来のDX人材育成に貢献することを決めました。

本学がIT分野に取り組むためには、IT専門学校や理系大学との差別化が欠かせません。そこで注目したのがコミュニケーションの部分です。

本学は語学の習得に大きな強みがありますが、それと同時に本学卒業生のコミュニケーション力に関して、多くの企業から高い評価をいただいています。
企業のDXを推進するためには高い技術力だけでなく、社内で円滑なコミュニケーションを促す橋渡し役のような人材が必要となります。技術と人をつなぐ領域こそが本学の強みを発揮できる分野であり、その点が他校と差別化できるポイントだと判断したのです。

このような経緯があり、「英語×ITスキル」が身につけられる環境づくりの一環として、2023年に「デジタルコミュニケーション科」を開設しました。今年度からカリキュラムの改編に伴い、「デジタル情報コース」となりました。同コースのカリキュラム内に、テラスカイ・テクノロジーズのSalesforce研修を取り入れています。

研修サービス導入の決め手は、実践的な内容と手厚いサポート体制

今岡様:本学は初めから、カリキュラム内にSalesforceの学習を入れようと決めていたわけではありませんでした。しかし、カリキュラム内容を検討するにあたり、「国際的に使える有名なプラットフォームをベースに勉強したほうが、就職後も即戦力になれる可能性があるのではないか」と感じるようになったのです。そこで、Salesforceの学習ができるサービス・企業を色々と検討しました。

その選択肢のひとつが、テラスカイ・テクノロジーズのSalesforce研修サービスでした。テラスカイ・テクノロジーズの研修は、専門的な内容も分かりやすく学べるうえ、実際の業務を想定した演習も取り入れられています。学習成果がそのまま就職先でも活用できる実践的なプログラムだった点が決め手になりました。
 

見村様:学習管理システム(LMS)がしっかり導入されており、学生の進捗管理やサポートがしやすい体制が整っていた点も、大きな安心材料でした。学生一人ひとりの学習状況をリアルタイムで確認できるため、それぞれの進捗に合わせて適切なタイミングで指導が行えます。

また、受講中に疑問が生じた際にも、エンジニア経験のある講師にいつでも相談できる手厚いサポート体制も非常に心強く感じています。

学生のキャリアの選択肢を広げることに成功!

今岡様:テラスカイ・テクノロジーズの研修プログラムは、デジタルコミュニケーション科開設に合わせて導入しました。同コースでの研修は8週間の予定で組まれ、初年度にあたる2023年には約20名が参加しています。初年度ということもあってうまくいくかどうかの不安は少しありましたが、初年度の受講生は全員無事に単位を取得することができました。研修はユーザーサポート業務を強く意識した内容になっており、学生たちも実際の業務に近いイメージを持ちながら取り組めたのではないかと感じています。


実はこの8週間という期間は、テラスカイ・テクノロジーズが本来設定している期間ではなく、本学用にカスタマイズしていただきました。本学のカリキュラムでは、1日の半分を語学の時間として設け、もう半分の時間を専門スキルの習得に当てています。どの学科でも同様に実施しており、英語と別のスキルを育てることで、グローバル企業や外資系企業でも活躍できる人材を目指しています。
 

その他には、Salesforceが提供するBIツールであるTableauも全学科で導入済みです。学科に関係なく全員が必修となっているため、本学の学生たちは普段からグローバルスタンダードのプラットフォームに複数触れる機会を得ているといえます。

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学校法人佐野学園 専門学校神田外語学院
教務部 BCCチーム
アシスタントチーフ 見村 友哉 様

見村様:神田外語学院は対面授業を重視することが多いのですが、本研修はオンラインで実施していただきました。各学生の都合に合わせて柔軟に学習を進められるため、より積極的に課題に取り組む姿勢が生まれ、現在はSalesforceのようなITシステムに関心を寄せる学生も多くなりつつあります。

IT業界に対して漠然とした興味しか持っていなかった学生も、研修を通じて具体的な業務内容やキャリアパスをイメージできたことで、IT分野の有名企業を目指すケースも増えましたね。​​

学生の理解度向上に向けた教育改革への挑戦

見村様:本学では今年度からカリキュラムの改編を行い、これまでの三学期制から前期・後期の二学期制となりました。まだ検討段階ではありますが、後期にSalesforce研修を組み込むことができれば、より長い期間をかけてじっくりとSalesforceを学べる環境が整えられます。

今岡様:研修期間が14〜15週間と長くなれば、テラスカイ・テクノロジーズが提供している元々のパッケージに近い内容で実施することが可能です。そうなれば、さらなるスキルアップも視野に入れられることになります。

また、将来的には社会人向けのIT教育プログラムも展開し、実社会経験のある方々と学生が一緒に学べる環境づくりも構想しています。学生が最も苦労するのは、社会経験がないためSalesforceのような業務効率化ツールの実際の活用場面をイメージしにくい点です。社会人との合同学習が実現すれば、より実践的で深い理解につながると考えています。

語学力×ITスキルで拓く、学生の新たなキャリアの可能性

今岡様:研修を修了した学生たちが希望するIT関連企業に就職し、就職先で活躍するといった実績づくりが当面の目標です。
神田外語学院は約70年の歴史を持つ語学教育の学校ですが、最近では日本語を母国語としない留学生や、外国にルーツを持つ学生も増えてきました。このように多様性豊かな環境だからこそ、グローバルで通用するツールの活用や実践的なカリキュラムを提供していきたいと感じています。

見村様:Salesforceのシステムに触れることで、「このキャリアを目指したい」と具体的な進路を見つける学生も少なくありません。研修を通して目指す企業が見つかり、「この会社に絶対に入りたい」と努力する学生も増えており、この研修が学生のキャリア形成に良い影響を与えていると実感しています。

学生が語学力とITスキルを組み合わせることで、広がるキャリアの可能性は大きいはずです。神田外語学院のデジタル情報コースでは、今後もグローバルに通用する語学力とITスキルを兼ね備えたDX人材を育成し、学生一人ひとりの可能性を最大限に引き出していきたいと考えています。

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