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記事掲載日 2025年05月16日

一緒に成長する仲間として。派遣エンジニアの活用でトクヤマグループ全体のDX化を推進

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株式会社トクヤマ
事業内容:化学工業製品の製造・販売(無機・有機工業薬品、セメント・建材、電子先端材料、ライフサイエンス、環境事業製品等)
従業員数:5,734名(連結・2024年3月31日現在)
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  • ユーザー数が1,500名以上に拡大し、社内リソースだけでは運用維持が困難に
  • グループ全体のDX推進が加速し、Salesforce以外のプロジェクトも同時並行
  • IT人材の新規採用が難しく、人員を増やすことができていなかった
  • 派遣エンジニアが加わったことで、後回しになっていた案件も対応可能に
  • 運用保守だけでなく、要件定義から設計、マニュアル作成、ユーザートレーニングまで一気通貫で対応してくれた
  • 海外展開も視野に入れた、グループ全体のDX化をさらに推進できる体制が整った

Salesforceユーザーが増え、運用体制における社内リソースが不足していた

酒井様:トクヤマは化学工業製品の製造・販売を主力としながら、グループ全体のDX推進にも注力しています。当社は「中期経営計画2025」において、「事業ポートフォリオの転換」「地球温暖化防止への貢献」「CSR経営の推進」の3つを重点課題として設定しました。最近では、電子領域で電子工業用高純度IPAの海外生産に着手したり、環境領域では廃石膏ボードリサイクル事業の新工場を北海道室蘭市で稼働させたりするなど、各領域においてもさまざまな取り組みを加速させています。

 

そのような状況において、営業・業務プロセスの高度化が必要です。私が所属するITソリューショングループではシステムの開発・運用を担い、Salesforceを中心としたITソリューションを展開しています。

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株式会社トクヤマ デジタル統括本部
ITソリューショングループ(DX推進グループ)
上級主任 酒井 広 様

私はグループ各社向けにSalesforceを活用したシステム構築・運用・保守の統括をしています。以前はITソリューションのみを扱う部署でしたが、トクヤマ全体でDXを強力に推し進めようという背景があることから、現在はDX推進本部も兼務し、業務効率化や売上拡大に資するシステム戦略を推進しています。

 

井川様:私は主にSalesforceおよびAccount Engagement(旧Pardot)の運用・保守を担当しています。ユーザーからの問い合わせ対応やユーザー登録、権限設定などを担い、現場との密なコミュニケーションを通じてシステム運用を支えているのが現状です。

トクヤマでは2018年10月からSalesforceを導入し、最初は一部のグループ会社で利用を開始しました。段階的に導入を進め、2021年にはこれまで使っていた既存のシステムを廃止し、Salesforceに全面移行しました。現在ではトクヤマ本体およびグループ会社9社を含め、約1,580名がSalesforceを利用しています。

酒井様:Salesforce活用の狙いは「業務効率化」と「売上拡大」の2点です。業務効率化の方は、かなり順調に進んでいると自負しています。これまで手作業だった部分を自動化できたことは、現場社員からも非常に好評です。また、売上拡大に向けた活用としては、Account Engagementを用いた顧客の行動トラッキングやその内容に基づいたアプローチなどを強力に推し進めている最中です。現在はトクヤマデンタルなどのグループ会社を中心に、案件創出に直結する活用を推進しています。

DXの推進において直面した「Salesforce専任者」の不足

酒井様:Salesforceの利用範囲が広がるにつれて、運用を担う体制も見直す必要が出てきました。導入初期はITソリューショングループの社員3名で対応していましたが、利用者が1,500名を超える現在においても人員が変わらず、対応できるキャパシティが限界に達してしまったのです。以前はユーザー数が200〜300名程度だったのですが、その頃と比べると各会社からのリクエストも増え、我々の負担がかなり大きなものになっていました。

また、Salesforce以外にもSAPやAI領域を含む複数のDXプロジェクトが社内で同時進行しており、既存メンバーをSalesforce専任にすることも難しい状況でした。外部からIT人材を新規採用するという選択肢もありましたが、昨今の市況感もあって採用自体が非常に厳しく、人員を増やすことができていませんでした。

そのようななか、新たにチームに加わってもらったのが、テラスカイ・テクノロジーズの派遣エンジニア2名です。現在は社員3名と派遣2名の計5名体制でSalesforceの運用を担っており、拡大するユーザー数と業務領域に対応できる体制を構築することができました。

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運用保守業務だけでなく、上流工程や地方拠点への出張対応まで任せられる存在に

酒井様:Salesforceの開発はこれまでテラスカイに依頼していましたが、コストやスピードの観点から一部の開発作業の「内製化」を徐々に視野に入れていました。そのなかで受託契約よりも、現場で社員と一緒に業務を進められる派遣契約の方が柔軟性が高いと判断したのです。エンジニア派遣サービスを展開する企業は数多くありますが、「会社として信頼できるところに任せたい」という気持ちが強く、テラスカイ・テクノロジーズに依頼することを決めました。

 

また、テラスカイ・テクノロジーズはテラスカイのグループ企業であり、開発内容に関する不明点もすぐに連携が取れるため、対応のスムーズさが期待できましたね。

井川様:最初に派遣いただいた際は、主に運用保守業務を担当してもらっていました。具体的にはSalesforceのユーザー登録や権限設定、ユーザーからの問い合わせ対応などです。現在はそれだけでなく、案件の要件定義や設計段階から関わってもらっています。案件のはじめの部分からマニュアル作成やユーザー向けの説明会の実施まで、一連の流れを通して任せられる存在になっています。

また、地方拠点への出張にも柔軟に対応してもらっています。山口県や茨城県にある製造所とコミュニケーションを取る際には、Webだけでは伝わりづらいことも多く、現地に足を運んでもらって対面での打ち合わせやトレーニングを実施しています。実際に製造現場で働く方々からも「一度会っていると、その後のやり取りがとてもスムーズになる」といった声が寄せられており、顔を合わせる機会の重要性を改めて感じています。このような取り組みによって、半年以上続くプロジェクトでもトラブルなく運用することができています。

同じ目標に向かって一緒に働いてくれる仲間のような存在

井川様:現在派遣していただいている2人は非常に真面目で素直であり、指示に対しても前向きに取り組んでくれています。さまざまなトレーニングにも自発的に参加してくれており、その学びを実際の業務に活かしてくれています。

酒井様:Account Engagementの活用でも、ユーザーからの問い合わせに対して社員の指示のもと一人で対応できるレベルにまで成長しています。最初はJavaやHTMLなどのWebに関する経験が少ない状態でしたが、社内トレーニングを通じて知識を身につけてくれて、今では画面の作成などにも対応できるようになりました。我々と同じ目標に向かって、一緒に考え、一緒に働いてくれる仲間として接していますし、実際にそのように思って行動してくれていることがとても心強いです。

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株式会社トクヤマ デジタル統括本部
ITソリューショングループ業務システムチーム
井川 亜矢 様

井川様:テラスカイ・テクノロジーズのエンジニアが加わって以降、私たちが対応できる案件数も目に見えて増加しました。これまで手が回らず後回しになっていた案件にも対応できるようになったのは、本当にありがたいと感じています。来年度にはさらに大型の案件も控えていることから、体制強化を見据えて増員の相談も始めています。

日々の運用から地方拠点支援まで幅広く対応してもらえる点は、他の派遣会社ではあまりないことではないでしょうか。信頼して業務を任せられるパートナーとして、大変頼もしく思っています。

AI活用に向けて、国内外のSalesforce基盤構築を目指す

井川様:今後、Salesforceの展開・活用がさらに広がる中、社内メンバーのシステム対応力を高めたいと考えています。そのためにはSalesforceだけでなく、Webサーバーやデータベースなど周辺技術及び社内業務知識に詳しいエンジニアの力が必要です。そうした人材が加わることで、システム対応力の強化がより進むと考えています。

酒井様:現在の派遣社員は若手中心ですが、今後はある程度経験を積んだ中堅層にも加わっていただけるのが理想的だと考えています。中核となる人材を軸にして若手を育成する体制が構築できれば、運用の負荷も軽減されてチームのさらなる自走にもつながると考えています。

海外の活用についても、すでにシンガポールでは導入が始まっているので、今後は他の海外拠点にも展開していきたいです。AIを活用したデータ分析も視野に入れており、そのためにもSalesforceを通じたデータ蓄積の基盤整備が欠かせません。今後も「一緒に成長していけるパートナー」として、テラスカイ・テクノロジーズのお力をお借りしたいと考えています。

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