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記事掲載日 2024年3月1日

​少人数の内製運用で開発のリソースが不足していましたが、期間限定での案件にも柔軟に対応してもらえ助かりました

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株式会社トキワ
事業内容:
国内・海外の大手化粧品メーカーが展開するプレステージ・マステージブランド向け製品を中心とするメイクアップ化粧品の開発・受託製造等
従業員数:862名 (2022年12月31日現在)
  • Salesforceの内製運用を行っていたが、活用範囲の拡大に伴い、兼任である担当者の負担も増していた
  • ユーザーから寄せられる改善や新規開発などの要望に、より迅速に対応できる体制が必要だと感じていた
  • 担当者が多忙な時期に、期間限定でSalesforce技術者の派遣を受けられ、並行して開発作業を進めることができた
  • 基本機能をベースとしたオブジェクト開発やフロー作成のスキルを持った技術者に開発を依頼でき、希望どおりの成果物を作ることができた

分散していた業務関連のデータやプロセスを
段階的にSalesforceへ移行して一元的に管理

IT本部 情報システム部 情報システム課

​義家様

当社は、1948年創業の化粧品の開発・製造に強みを持つメーカーです。

業態としては、国内外の大手化粧品メーカーに対して、主にプレステージ・マステージブランド向け製品の受託製造を行うBtoB(OEM)が主力となっています。国内では、メイクアップ化粧品受託製造市場において長年トップクラスのシェアを誇っており、グローバルにおいても国内屈指の化粧品製造企業です。

 

当社には、国内に計11か所の拠点、施設、工場がありますが、IT本部では、従業員が業務で利用するPCをはじめ、ネットワークなどのインフラ、業務システムを中心としたソフトウェア、クラウドサービスまで、システムに関わる一連のアセットの導入、運用保守全般を手がけています。

 

従来、当社には、業務のための情報管理やコミュニケーションを行う個別のシステムが、複数存在していたため、近年では、ツールをできるだけ一本化し、案件に関わるデータを共通のデータベース上で一元的に管理して、開発、営業、経営を含むさまざまな部署で、同じデータを見ながら、日々の業務や意思決定を行える環境を作っていきたいという方針がありました。

 

そのような中、当社でSalesforceの活用が本格化したのは、2020年の7月ごろです。それまでは、社内で利用している「試作依頼」のシステム、および案件に関わる情報管理といった用途での利用でした。

 

Salesforceの本格導入により、開発や営業が関わるパイプライン(商談)を皮切りに、バックオフィス系、各工場や生産拠点がグループウェアの独自アプリケーションで管理していた業務データなどについても、Salesforceへの移行を進めました。また、お客様やパートナー向けサイトの運営に「Salesforce Experience Cloud」を活用したり、BtoBマーケティング用途でのアドオンツールを導入したりといったことも行っています。

 

現在では、全体で300名ほどのユーザーが、日常的にSalesforceで業務を行っている状況です。社内で新しいシステムや仕組みを作りたいという要望が出てきた場合にも、それが「Salesforceで可能かどうかを」を最初に検討するのが、一般的になってきています。

Salesforceの活用範囲が広がるにつれ
社内技術者による内製運用の負荷も増大

Salesforceの導入初期には、SIパートナーから支援を受けつつ、開発や社内での利用促進を進めてきました。本格的な運用フェーズに入ってからは、基本的に内製で、開発や運用管理を行っています。

 

IT本部には、私も含めて数名のSalesforce担当者がいますが、完全な専任という訳ではなく、それぞれに他の業務も持っています。例えば、私の場合は、生産管理システムの運用保守なども担当しています。Salesforceの導入範囲が広がったことで、現場からは、日々、開発や改善の要望が寄せられており、できるだけ迅速に対応したいと思っているのですが、他の業務に手を取られてしまう時期には、なかなか取りかかることができないということもありました。

 

私に限らず、社内のSalesforce担当者がみな同じような状況にある中、IT本部では、何らかの方法で、Salesforceの開発をお願いできるリソースを、社外にも求めたいと考えていました。​

期間限定の開発案件で派遣を活用
成果物の内容には十分に満足

そうした要望について、セールスフォース・ジャパンに相談したところ、人材派遣を行っているパートナーとして、テラスカイ・テクノロジーズを紹介されました。私自身は、直接サービス選定に関わっていたわけではないのですが、われわれの求める要件に、これまでの実績やサービス内容が合っていたこと、契約条件についても柔軟に対応していただけたことが、契約の決め手になったと聞いています。

 

派遣の方には、2023年5月から入っていただきました。業務としては、当社側で事前に作成した設計内容を元に、Salesforceの標準機能を利用したオブジェクト開発、フロー作成を行っていただくというものでした。期間については、その課題の完成までという形で契約をしました。

 

契約時の要望として、基本的に「標準機能を使った開発をしてほしい」と伝えていましたので、派遣されてくる方のスキルについては、特に不安を感じるようなことはありませんでした。実際の作業に当たってくださった方も、こちらの要望した課題については、十分に対応をしていただけたと感じています。

 

当社側から、要件をうまく伝えきれていなかったところもあり、お願いした課題の中には、コーディングによる高度なカスタマイズが必要になる要件も、一部含まれていました。結果として、時間が当初の見込みよりも若干多くかかり、約4カ月での契約終了となりましたが、最終的な成果物に関しては、希望どおりのものが出来上がったと評価しています。​

“学び”につながる派遣サービスにも期待 
スキルやノウハウの蓄積へつながる支援に期待

当社の、ITシステムに対する全体的な方針として、これまで業務の中で使い分けていたツールや、アプリケーションごとに管理していたデータを、可能な限りSalesforceプラットフォーム上で一元化し、タイムリーに共有、可視化して、ビジネスの競争力や価値へつなげていこうという方向性があります。IT本部では、現在もさまざまなプロジェクトが動いていますが、当然、その中にも「Salesforceでやろう」という案件は複数あります。Salesforceの活用範囲が広がり続ける中で、完全に社内だけで対応することが難しいケースは、今後も出てくるだろうと思います。そうした場合には、今回のような形で、テラスカイ・テクノロジーズに支援をお願いすることもあるのではないかと思っています。

また、今回お願いをしたのは、主に標準機能を使った開発についてでした。なぜ「標準機能」を前提としていたのかというと、作成してもらったものを、内製で運用したり、手直ししたりしていく際のハードルをできるだけ下げたいという思いがありました。ただ、将来的に、さらにSalesforceの活用レベルを上げていくことを考えた場合には、社内にコーディングによるカスタマイズのスキルを持った人材を作っていくことも必要だと思っています。

 

社内に何にもない状態から、独学でスキルやノウハウを身につけていくというのは大変です。

その際、例えば、テラスカイ・テクノロジーズのようなパートナーから、Salesforceのコーディングスキルを持った方を派遣していただき、われわれの要件に合う、リファレンスとして参照できるような成果物を作ってもらった上で、われわれの側でも、それをお手本にしながら学習し、スキルやノウハウを獲得できるような形での支援が受けられるようになれば、費用対効果はより高くなるのではないかと期待しています。

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